kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

紆余曲折と広い世界

私のブログの中でこのポストが一番読まれているみたいなんだけど、昔から靴が好きだね、海外の、特にイタリア製をメインに本当にたくさんの靴を履いてきたね、その中でごくたまにぴったりくるのに出会うと奇跡みたいで感動したね・・・というのは全部私の足のサイズが特殊だったからみたいです。我ながら回り道が長すぎ。

 

kate100s.hatenablog.com

 

思い返せば最初に横浜駅セレクトショップでシガーソン・モリソンの靴を履いた時に感動した時が靴を偏愛するようになった瞬間。足にフィットして歩きやすいのに脚が綺麗に見えて、同じ革靴でもリーガルとかハルタとかとは全然違うとびっくりした。その時に店員さんが

「お客様は足幅がとても狭くて甲が薄いので日本の靴だと合うのが少なさそうですね。木型が合うブランドを見つけるといいですね。ヨーロッパのが合いそうです。イタリア製がおすすめですね」

というようなアドバイスをくれ、それは鮮明に覚えてるんだけどその時思ったのが

①足幅が狭いんだな

②甲が薄いんだな

③イタリア製がいいのか

とそのままで、だからお洋服を見ていても靴は常にチェックしていたし、made in Italyかどうかを見分けるのが秒でできるようになった。①と②は「それはまあそれとして」と好きなデザインを優先した。

 

だってたくさんたくさん履いても本当に合う靴が少なかったから。。ぴったりだと思っても踵がすぐすぽすぽ抜けるたびに踵の皮が向けてよく靴が血まみれになっていた。よく人から言われるけど私はかなり我慢強くて根性もある方なので、「探せば見つかる」という信念のもと、お店に並んでいる靴=既製品の中から自分に合う靴を探し続けてきた。たくさんのブランド名を覚えて実際に見て履いて合うものはリピート、だめならお譲り。オーダーメイドはなんか邪道だと思って調べもしなかった。私はデザイナーさんとか靴職人の意志の感じられる靴が履きたい。

 

でもこの前書いたかもだけど、しばらくの間履きやすかったはずのメーカーの靴が合わなくなり、だったら3-5cmヒールのヒール太めを履いてみようかなと思って色々試着していたら町中の靴が入らないんじゃないか?っていうくらい何も合わなくなってショックを受けた。中くらいのヒールどころかフラットも何もかも合わない。つま先はきついのに踵は抜ける。「中敷を〜」系接客をされたけど中敷使いたくない原理主義なのでお断りし、しゅんとして家に帰ってきた。つま先がきつい=足が大きくなってきたってこと?もうこうなったらコンフォートシューズしかないのかな。。

 

というか、近頃スニーカーやショートブーツでも足が激しく疲れるようになっていた。超緊縮でまっすぐ家に帰るようになって歩く時間が減ったからか、靴のせいか、加齢で足の形が崩れたからなのか、、、見た目/快適さ/足の健康。考えすぎてわからなくなった時にふと、靴の原体験=①足幅が狭くて②甲が薄いを思い出して検索窓に打ち込んだ。

 

そうしたらそういう人用の靴屋さんがどんどん出てくる。一人じゃなかった。。

せっかくかなり若い頃に指摘されたことがあったのに「それはそれ」と放置してきたことをちょっとだけ後悔しつつカウンセリングを申し込んだ。「ワイズ」って何それ、とか思いながら。。お店は「シートを印刷して自分で測ってみましょう」とかじゃなく測っていただけるところにした。

 

結論としては私の足は日本の標準とされるEより細い、Dより細い、Cより細い、Bより細い、Aの中の、AがどんどんプラスされるAAAAAという要は一番細いサイズだった。私の思う「履きなれた一番楽な靴(ローファー)」を持っていって見てもらったら、「ブカブカな靴の中で足が前滑りを起こし、親指で靴の内側の先端が削られている跡」を発見されました。。足の爪がすぐにバリバリ割れるのも、つま先が靴に直撃しているから。足幅が全くフィットしていないからつま先と踵だけで靴を運んでいた感じだそうでただただショック。。なんか足が重いとは思っていたんだけど。止まるべきところで足が支えられていないから前滑り。靴を履いて足先は動く状態が健全だとかー。今までの試着はなんだったのか。。

 

踵については踵がない?極端にまっすぐらしく、ふつうはカーブしているから靴の踵が止まるけど、止まるものがないんだとか。それは抜けてもおかしくないし、なんかもう色々と予兆があったのにごめんねという心境。歩き方も独特だと言われたけど、これも高校時代から色々な人に散々言われてきたな、、、個性の範囲内とか思って放置してしまった。足音、ふらつき、電車の中での右往左往、立っている時の不安定さ、ヒール関係なく常にそうだった。歩くのって前に出す足で歩くんじゃなく、後ろの足を蹴る?力で歩くんだそうです。裸足で練習したけど、これまでの歩き方と違いすぎてまだ全然習得できてない。。重心のかけ方もかなり偏っているんだとか。④土踏まずがない、扁平足もあった。これは体育の時間の時とかに言われてた。

 

ずっと考えているのは、シガーソン・モリソンを買った時に①足幅が狭い、②甲が薄いをしっかりはっきり自覚し、一直線にそこに適合した靴を選んできたらどうなったんだろうということ。つまりオーダーとかセミオーダーで、足にぴったりの靴ばかり履いていたら。歩き方、疲れやすさ、むくみ、体の歪み?健康に直結する色々な悩みが消えていたかもしれない。もっと活発になっていたかもとか。

 

でも、やっぱり散々デザイナー靴を履いてきたのはよかったと思う。効率は圧倒的に悪くて、金額的にはひと財産くらい消えてしまったかもしれないけど、運命みたいな瞬間の感動はそれぞれ鮮明に思い出せる。ずっと細い足用の靴しか履いていなかったら、靴の見た目の好みも確立されていなかっただろうし。

 

というか、私の目論見としては今回お世話になったお店で紹介された私の足に完全にフィットするAAAAAとかの靴を頻繁に履く・歩き方も気をつける → 足の筋肉が育つ(これまでがひどかっただけに劇的に)→ またマノロラニクとか履けるんじゃない!?!?!?というのがある。だから「細い足にはジミーチュウがいい。フェラガモもなかなか」とか、そういう即物的で楽しい解決法をつい調べてしまうんだけどそうじゃない根本解決を図りたい。ブラデリスといい戸棚の中の収納といい、今年のテーマは土台のケアかも。表面から深層に意識がいくのは人間的な成長を感じるし、コツコツやらなきゃなのが難点だけど2020年まで続けていきたいと思います。そもそも紐靴というのがものすごーーーーーーーーーくチャレンジ。足幅が細いとうっすら気付きながらもスニーカーは100%ベルクロ、レースアップシューズは解かずに履いていた雑なところを直していきたいです。快適の追求を真剣にちゃんと。