kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

絶対買わない

平成が終わるので渋谷に行ってきました。それを言うなら去年のハロウィンもたまたま渋谷にいて、「一緒に渋谷をきれいにしましょう」ってかぼちゃの描かれたゴミ袋を渡されてしまい「え?私仮装していなくないですか!?」ってびっくりしたくらいだからもはや潜在意識の中でここぞっていう時に渋谷に行きたがっているのかもしれない。。ユーロスペースに「あの日々の話」っていう映画を観に行きました。

 

連休が始まって早々、昨日には曜日の感覚がなくなっていた。天気のよかった日以外は一日中パジャマでお昼寝して起きて昼ご飯食べてお昼寝して夜ご飯食べてまた寝てで一日が終わる。こんなに規則正しく食べる必要ないんだろうけど3食食べないとお腹が空いて眠れないので。

 

起きて本を読んだり、横になってスマホを見ていたりにものすごい時間を費やした。だから今頭の中にあることが読んだ本由来なのかツイッター由来なのか観た映画由来なのかもうごちゃ混ぜで、「あの日々の話」についてどう知ったのかもぼんやりしている。少し前に観た「愛がなんだ」がよかったので確かみんなの感想を見ていて、そうしたらこの映画が好きな人は「あの日々の話」も好きだと思う、と、「愛がなんだ」の監督か「あの日々の話」の監督か、映画の公式サイトか、もう思い出せないけどそういうツイートを見たんだと思う。

 

曜日の感覚がないのはチケット予約の時に気づいた。何度クリックしても買えないと思ったら昨日の日程を見ていた。時間の感覚もぼんやりだから今日映画館について無事に席に座るまでどきどきしていた。

 

怒涛の会話劇に圧倒されっぱなしで映画が終わった。たくさん笑った。観終わったあとの衝撃は「運命じゃない人」とか「アフタースクール」を初めて観たときに近いかも。読後感は全然違うんだけど。この映画はサークルの独特のノリとか、先輩後輩の関係性とか、女子同士の諸々とか、そういうものが好きな人も嫌いな人も存分に楽しめる作品なのがすごいなと思った。自分が学生だった頃に感じた空気感が忠実に再現されているっていうか。役者さんたちが全員本当に素晴らしかった。ようこさん最高。

 

映画が終わってロビーに出ると、「これプレゼントでーす」と何かを配っている。私の前にいた大学生っぽいカップルに渡して、私が通ると手を引いたのに気づいたけど、ここはと思って受け取った。映画の中でちょう重要な役割を担うグッズ。えーこれずっと欲しかったんですけどここでもらえるのまじですかってものすごくテンションが上がったけど、表明するわけにはいかないのでトイレに行って一通りにやにやした。

 

フェミニズムについてけっこう読み込んでいた方だし、男女平等とか、そういう思想のベースはあるんだけどそれだけはどうしても男性が買うものじゃない?っていう偏見?主張?こだわり?があって、基本的に男性に用意してもらっている。大抵の人はお財布の中とかに持っているし、持っていない人には「え、コンビニに売ってるよ?」というと大体素直に買ってくる。でも中には平然とないって主張する人がいて、そういう時は頂き物の家にあるのを使ってもらう。

 

頂き物?と思うかもしれないけどそれは意外にイベントなどで配られていて、前に友達の誘いでLGBTのイベントに行った時に、スポンサー企業が作ったのを頂いた。男の人って自分で買ったもの以外のパッケージをけっこうじっくり読むから、いいプロモーションだと思う。「なんであるの?」とか質問しながら。っていうかなんで持っていないのかな?

 

あ、でも「なんであるの?」って問い詰める時のしつこさについてもこの映画を観てやっと理解できた。女性×そのグッズっていう組み合わせがもたらすインパクトが本当ーーーーーーーーーーーーにすごくて、その男女ギャップも相当で、いい悪いじゃなくてもうそういうものなんだってすっと腑に落ちた。

 

今家には1つもない、という状態を気にしてドラッグストアで「買っておいた方がいいのかな」と思いながら、なんとなく引き延ばしていた甲斐があった。本当に、人生の点と線はいつ繋がるか分からない。そんな感じで気づけば自分では一度も買わずに平成が終わろうとしている。令和まであと12分、平成最後の投稿がこれでいいのかって疑問だけどでも多分ふさわしくて、私の天皇陛下皇后陛下への敬意と尊敬の念は深すぎて文章にはとても表せない。渋谷駅は21時過ぎの段階では雨の日のふつうの渋谷で、「私定時に帰ります」は定時にスタートして、カウントダウン番組(!)に登場したきゃりーぱみゅぱみゅは鮮やかなピンクのパンツスーツを着ている。令和も素敵な時代になりますように。