kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

その本をいつ読むか

これを観たならこれも、という映画とか、これを読んだならこれも、という本とかがあると思うんだけど、まあ今じゃなくてもいいかと思って案外手に取らなかったりする。

君たちはどう生きるか」がとても売れているのは本屋さんで見かけて知っていたし、周りの評判も良かったけどなんかまだいいや、と思って読まずにいた。ここ数日で切実に読みたくなるんだけど。

前はどうせ読むなら原作読むし〜とか余裕ぶってたけど今日は迷わず漫画版を手に取った。すっと入ってきてほしい。早く私を助けてほしいくらいの勢いで。

噛み締めて読むことが苦手で、早く、できるだけ早く先を知りたくてどんどん読み進めてしまう癖がある。それは読んでるんじゃなくてめくってるだけでしょ?と指摘されたこともあるけどなかなか直らない。そんな読み方だから短期記憶にしか残らなくて、読んだっていう記憶と少しのエピソードしか覚えていないことが多いのに。

コペル君が遭遇するあれこれとおじさんからの手紙もぐんぐん読んでしまい、何度か泣きそうになり、ナポレオンについて知りたくなり、今自分が置かれた状況についてのヒントが欲しくて読み始めたのに頭の中は子供の頃の記憶が蘇って懐かしくなった。

小学生の頃、「くじらは動物なんだよ」と言った女の子をみんなで「嘘つき!」と笑ってしまったことがある。その子は負けずに「ぜったいに私が正しい。私が正しかったらみんな謝って!」と言い返して、私は家に帰ってすぐに子供辞典みたいなので調べて、くじらは魚じゃなく動物だとあっさり分かって真っ青になった。明日は早く学校に行って謝らなきゃ。

その日は朝からいろいろなことがあってその子と話せたのは放課後で、下駄箱のところで呼びかけて「ごめんね!くじらは魚じゃなくて本当に動物だったね!」と謝った。

その子はびっくりして「えー?」と驚いてから、「あのね、そんなことで本当に謝ってきたの毛糸ちゃんだけだよ」と言った。なんか微妙な雰囲気になって、逃げるように家に帰ってお母さんに訴えた。あんなに大勢で言ったのに誰も謝らなかったんだって。私だけだったって。よく分かんないけど恥ずかしくて泣きながら。。

お母さんはこんな風に言っていたと思う。「他の子が誰も謝らなかったとしても、あなたは謝ってよかった。でも、謝らなかった他のみんなが悪いということもないからね」

前半にはほっとしたけど後半はピンとこなかった。このことを丸ごとすっかり忘れていたし、今書くときにくじらは動物かを一旦検索したくらい何も学べてないんだけど、母親の言っていたことと本の中でおじさんが書いていたことの何かがリンクした気がしてどきどきする。初めてスマホから書こうとしてて、文字数どのくらいか全然分からないけど、せっかくなので忘れてしまう前に保存します。