kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

「好き」がなかなか言語化できない

10年ぶりくらいにまたやってしまった。家のサイズ、本棚のスペースを全く考えない買い物。マリオ・ソレンティの『KATE』を買いました。

 

Amazonと私の関係はKate写真集と私の関係というくらい、学生時代に買えなかった写真集を大人買いしてきた。実物を見ていないから、届いてサイズにびっくりするやつ。

 

本棚の奥底(そこにしか入らない)にある大きくて厚い写真集を久しぶりに見返した。同じ写真家かと思っていたらマリオ・テスティーノだった。古書店にわざわざ出向いて買った『kate』も。

 

今回の『KATE』は、まだどこにも収録されていない写真が入っている、ボックス型、、のような情報だけ知っていた。しばらく迷ってカートに入れたり出したりして、結局「なくなったら嫌!!」と購入手続きをした。外国からAmazonを経由してうちに届いた。それでも一週間くらいだから早いなと思う。

 

ポストに不在届けが入っていて、一番大きな宅配ボックスに入っていたから「ん?」と思ったんだけど、扉が開くとさらに「ええ??」とびっくりした。大きさでいうと、洗濯物の角ハンガーを買ったときくらいの段ボールだった。両手で抱えてなんとか鍵を開けて家に入る。平日だったので開封は週末に、と思って部屋に運んだ。

 

さっき開けたんだけど、大きな段ボールの中にさらに段ボールが入っていて、そこにもう『KATE』と記されていた。中を開けると白い緩衝材が四つの角に入っていて、その中にさらに質のいい箱(素材なんだろう・・・布?)があり、開くと中にアルバムのような写真集が現れた。

 

贅沢すぎて少しずつ見ることにする。『KATE』と印字された段ボールに入れて保管したほうがいいんだろうけど、スペースの事を考えて外身は泣く泣く処分した。

 

少しめくったページには、10代から20代にかけて私が憧れに憧れたケイト・モスの姿があって、胸がいっぱいになる。高校生の頃はスーパーモデルブームで、友達とよくモデルの話をしていた。たくさんいる素敵なモデルの中で、私はケイト・モスにとにかく惹かれた。最初に知ったのはカルバン・クラインの広告だったかもしれない。ファッション・ショウで彼女が着ていたニットと少しだけ似ているニットをGAPで見つけて長い間着ていたり、ハンターのブーツ、ロンシャンのバッグなど、たくさん影響を受けた。高校時代、カルバン・クラインジーンズが欲しくてたまらなかったけど買えなかったことは未だに思い出す。

 

長いこと「私が好きなものはみんな好き」いう気持ち悪い勘違いをしていて、学生時代の友達は優しいから「そうだね、そうだね」と聞いていてくれたのが、社会人になってからの知り合いの中ではそうはいかなかった。私の好きな歌手や女優さんやモデルさんが否定されることがあって悲しかった。悲しいのに反論ができない。好きの理由を説明することがとても苦手だと知った。

 

昔はたくさんの雑誌でしょっちゅうケイト・モス特集が組まれていた。確か辛酸なめこさんだったと思うけど、彼女のことを「おしゃれAカップ」と評していた。とても華奢で、ウェイフモデルと呼ばれていたくらいだからそうなんだけど、魅力はそこなのかな、と考え込んでしまった。

 

もう私はいい大人だから、気に入らないことについて饒舌に話せるより、好きなことについて熱く語れたほうがいいわけで、今回思い切って買った写真集をくまなく見て、「なんか好き⭐️」以上の言葉を見つけたいと思います。どの写真を見てもハッとして息を飲んでしまう、みたいな反応の描写だけではなくてもっと人に伝えられる何か。