kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

小春日和にチョコパニック

暖かいとそれだけでとても幸せ。いつもの分厚いコートじゃなくてBeautiful Peopleのライダースジャケットを初めて着て出かけた。ストールをぐるぐる巻きにしたら全然寒くなくて本当にいい感じの1日。

 

バレンタインなので実家にチョコレートを送った。寒い日に通りかかったタリーズの前にニットを着た若い女の子が一生懸命チョコレートとコーヒーのギフトを売っていて、放っておけなくてひとつ買った。自分だって凍えそうになりながら病院から職場への道を歩いていたのに頑張っている若者を応援したくなる心境になるなんて、改めて自分が歳をとったなと思う。

 

郵便局を出て友達のおうちに持っていくお菓子を買いにデパートへ向かった。お目当てのケーキは8階の催事場にあるらしく、エスカレーターを上っているときにそこはバレンタインアベニューという催事中だと知る。

 

フロアマップを片手にケーキ屋さんを探す。なんとか限定販売のケーキを入手してほっとしてからちょっとだけのつもりで他のお店を見始めたところからがチョコパニックの始まり。

 

このために来日したらしいパティシエと写真を撮る人、チョコレートの戦利品を片手に自分たちだけの写真を撮る人、次々に手渡される試食チョコレートの数々。お祭り騒ぎとはこのことだな、ふつうの地下1階フロアでチョコレートを買うのとは全く違う体験だな、と思った。初体験。

 

買わなきゃいけない人へのチョコレートは買い終わっていたんだけど、見ているうちにいろいろと欲しくなる。サロン・デュ・ショコラ・アワード受賞、ケーキをチョコレートにした、エコール・クリオロのチョコレート、ドゥバイヨルのチョコレート、ドゥバイヨルの生チョコレート、セバスチャン・ブイエのルージュ・ア・レーブル・エ・ショコラ・ア・マキエ(口紅の形したチョコレートです)。片仮名名前の洪水に脳が溶けそうになる。

 

この人にはこれをあげたいな、この人はこれが好きそうだな、と思いながら見たり試食したりしているとあっとう間に現金がなくなってカードにも手を出す始末。よくテレビでバレンタインの予算が1万円だ、という人を見て驚いていたけど、この催事にきてみるとチョコレートに1万円を使うのなんて簡単だと知る。激混み、というほどじゃないのもよくて、お店の方々から丁寧な説明を受けることができた。パティシエと写真は撮らなかった。ホットチョコレートは飲んでもよかったな。

 

人は多すぎる選択肢を前にストレスを感じるというけど、これ以上多すぎる選択肢を提示されることなんてなかなかないんじゃないかっていうシチュエーションで、ひとりで、友達同士で、親子で、同僚と?お店を回る女性陣はとても楽しそうで、あれもいいね、これもいいね、これは高いね、おいしいね、と盛り上がっていた。予算をある程度決めての横並び比較もやりがいがあるし、出会い頭の一目惚れ買いも楽しかった。

 

バレンタインなんてただの義務、義理チョコも本命チョコもわりと冷めた感じでこなしてたんだけど、今日の催事にたまたま行ってみて考えが変わった。バレンタインちょう楽しい!ゴディバが義理チョコをやめようといってもこの習慣は当分はなくならないだろうし、だとすると1年に1回、こうやって新しいチョコレートと出会える機会があるのは素敵なことだと思う。OLが欲する1500-2000円くらいのボックスのバリエーションがこんなに豊かなのはこの時期ならではらしい。なんで今まで本気で参加しなかったんだろうと後悔するほど。

 

もう一つの後悔は、両親に贈ったチョコレートよりもいいチョコレートを自分用に買ってしまったことで、順番が逆だったと悔やんでしまう。来年は早いうちにこの催事に参加して、とびきり美味しくて見目麗しいチョコレートを買って贈ろうと思う。量が多いと太るとか太るとかやいやい言われるので少数精鋭の。もう一つの目標は、今日新聞に載っていた和田理恵子さんという方が作られているショコラティンの宝石みたいなチョコレートを食べること。季節感はなにも自然の世界にだけあるわけじゃなくて、人が作ったものでも存分に味わえると改めて。