kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

筋腫のない世界

腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術、というのが無事に成功してほっとしている。今は術後4日目の朝4時で、病院の朝は早いといっても早すぎるのでブログを書いてみる。

 

今回の手術をなぜかとても甘くみていて、どこを切るのかとかもよくわからずに臨んでしまった。本当は局所麻酔でいいんだけど念のための全身麻酔かな?みたいな感じ。

 

ことの重大さを知ったのは入院日に入院診療計画書を見せられた時で、術後の食事が重湯→五分粥→全粥→普通食と徐々にステップアップしていくこととか、手術中につける管の数とか、背中に麻酔の管を入れるとか、そういうのにいちいちびっくりしてしまったけど今更逃げられない。

 

スマホで夢中で手術体験記を検索し熟読した。たくさん出てきた。術後の痛み、温泉は当分厳禁、麻酔による吐き気、、けど1週間も経てば忘れてしまうくらいのつらさ、術後の体調の良さはとても素晴らしい⭐

 

手術に向けて緊張しつつ、意外とおいしい病院食をいただいて早寝して当日を迎えた。麻酔が投入されたな、と思った瞬間に「手術終わりましたよ〜」と告げられた感じ。酸素マスクをつけてベッドで病室に戻った。付き添いにきてくれた両親と話したけど何を話したか覚えていない。この日は確か看護士さんが毎時間血圧や体温の測定にきてくださったからよく眠れないはずなんだけど、麻酔と痛み止めの点滴のおかげで終始ぼうっとして気持ち良かった。

 

翌日は絶飲食が解除され、体を起こして歯ブラシができた。お茶が飲めた。回復食のお粥が食べられた。全部食べて、体を起こしましょうね、ちょっと歩いてみましょうね、と言っていたら体に異変。猛烈な吐き気がして食べたものを全部吐いてしまった。その後も繰り返し吐き気はおこる。術後2日間は吐き気との戦いで、何度か吐き気止めの点滴を入れてもらった。

 

吐き気がするからといって歩かなくていいわけではないらしく、血栓ができてしまうので病棟内を10周歩いてくださいと言われる。吐きながら歩いた。

 

病院食で吐いてしまったトラウマか、病院食をみるだけで気持ち悪くなってしまい、術後3日目に担当医に相談したら「売店で食べられそうなもの買ってきて食べていいですよ」と言ってもらえた。ものすごくほっとした。

 

丸4日間入院病棟でしか過ごしていなかったので、病院の売店に行くのはどきどきした。恐る恐るエレベーターに乗って1階にいくとそこは健康できらきらした方々で溢れていてまぶしかった。みんな歩くのがしゃきしゃきとはやい。まだ痛みもありよちよち歩きな感じで売店に向かう。脳内で食べたいサインのでていた千疋屋の桃のゼリーをみつけたのでそれと、マネケンのベルギーワッフルと、サラダせんべいを買った。柔らかい食べ物が嫌だったのかな。

 

千疋屋のゼリーは感動的においしい!となるかと思ったらそうでもなくて、おそるおそる食べているからだと思うけど食べられる、という感じだった。吐かないかどうかを気にしながら食べる食事はおいしいとかとは別物だ。この先「おいしいーーーー」ってご飯を食べる日はくるんだろうか、といちいち不安になる。

 

夕方に友達が来てくれて、お話して、久しぶりに両親以外の人と会って楽しかったし元気がでた。でもその元気そうに振る舞うのは本当にやめたほうがいいよ、と忠告された。まだろくに食べられてないんでしょ?歩くのもやっとなんでしょ?って。図星だった。優等生気質なのか、痛み止めの追加ボタンとか絶対に押せないし、看護士さんに困ったことはありませんか?と聞かれるとありせん!と即答してしまう。その場で一番いいこになろうとする癖は根深いものがある。

 

両親がマメにお見舞いにきてくれて、父親などは11-15時みたいな長時間滞在をして(寝たり本を読んだりしていた)、正直かえってこっちは疲れてしまったんだけど、退院後は実家ではなく自分の家に戻ろうと考えている。昨日あたりから猛烈に自分のベッドで寝たり、ソファで横になったり、寝てばっかりだな、、したくてしかたがない。重いものはしばらく持てないから毎日ちょこちょこ買い物をしてお腹に優しそうなご飯を作って食べたい。Wifiが恋しい。病院は快適だけど長くいる場所じゃなくて、外の世界は本当に輝いて見えることをここに書き残しておきます。今の憧れは病院外のセブンイレブンに行くことです!肝心の生理ですが、手術直後にきてしまい、術後の出血?生理?あれ?みたいなことを言っていたらあっという間に終わってしまった。これが生理ならここ数十年の鉛のような重さのお腹はなんだったの?術後の痛みなんかよりよほどつらかったよね?って、まだ術後ハイだっただけかもしれないけどあまりに存在感のなくなった生理にまだ慣れないでいる。両親が見せてもらった取った筋腫は8cmほど、拳1個分くらいのサイズ感だったそうでこんなヘビーなものを抱えてよく生きてたね、えらいね、かわいそうにね、ってなんともいえない心境になったとのこと。

 

⚪入院時にあってよかったもの

 

・ちょっといいシャンプーセット:

同僚にいただいたAesopもの。シャワータイムは至福の瞬間なので、いい香りのものを用意しておくと極上のバスタイムが楽しめる。看護士さんにも何度かほめられた香りのシャンプーは本当にありがたかった。

 

・クロックスのサンダル:

ネット上で入院神靴と書いておいてくれた方、ありがとうございます。本当にさっと履けて滑らず歩きやすく、カラフルなので意識朦朧としてる時に看護婦さんに「どの靴ですか?」と聞かれても「ピンクのです!」などと答えやすい。病室内〜病棟内で履けて便利。

 

・パジャマ:

前開きのパジャマを5着持ってきたけどちょうどよかった。①入院日、※手術日は手術着を着る ②術後1日目、③術後2日目、④術後3日目、⑤術後4日目→退院、というイメージ。ブラと靴下は使わなかった。

 

・のど飴:

手術中は喉から管を入れるので、術後は喉がいがいがする。これも体験記でみなさんがおっしゃっていたので持ってきたけど必需品。

 

・ランチバッグみたいな小さなカバン:

ちょっと買い物に行く時、病院のIDカード、お財布、携帯、飴、リップクリーム、飲み物をいれられるくらいの小さなバッグがあると便利、と最近入院した子に聞いていて用意していたら大活躍した。ベッド脇においておいてすぐに取り出せるように。

 

・『漢方小説』

大昔に読んだ本をKindleにダウンロードしてiPhoneで読んだ。とてもよかった。体調を崩した主人公が少しずつ回復する話で、入院時の気が弱っている時にぴったりだった。

 

・LINE、Twitter

とにかく活用した。SNSでいうと、Facebook, Instagramは見る気が全くしなかった。多分食べ物の写真が多く、みると気持ち悪くなってしまうから。LINEでの友達とのやりとりとTwitterは術後やれることの最上位だと思った。スマホの充電は必ず忘れないように。

 

・大きなスーツケース

パジャマとかいっぱいつめるし、本も入れるし、、、とやるならスーツケース1個での入院が一番楽だと思う。移動も簡単だし一人で入院可能。

 

⚪使わなかったもの

・たくさんの本やDVD

1週間も入院するんだし、と、なかなかいいセレクションを持ち込んだと思ったんだけど、手術前の微妙な興奮、術後の吐き気等に対応するセレクションではなかったみたい。『スウィングしなけりゃ意味がない』とか面白そうと思ったけど世界に入り込めなかった。テレビも読書もけっこう体力を使うんだな、というのが発見。母親が「こういう時は雑誌を読むのよ!」というので売店に買いに行ったら週刊誌orVERY or クロワッサンの三択で、暑い時期のお手軽家事料理特集のクロワッサンの食べ物ページを見るのはちょっとつらかったので初めてVERYを買って読んだ。基盤のある女性は美しい、を基盤がないのに買ってしまった。想定シチュエーションが自分と関係なさすぎて何の参考にもならなかったけど、ママになるとこんなにシーンごとの服装を判定されているのかと恐ろしくなったりした。

 

・MacBookAir:

使わない、と書こうと思ったけどこれはマックで書いているので一応あってよかったかも。

 

・化粧品:

迷ったけどファンデーションというか日焼け止めすら持ってこなかったのが正解。すっぴんを奨励されるし、いつ気持ち悪くなって寝込むかわからないのでメイク落としが必要なものは塗らないに限ると思った。肌の調子はよくなった。