kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

このセールはよかったよね?

友達に誘われてジミー・チュウのセールに行ってきた。前にも書いたように靴はかなり好きなんだけどジミーチュウはなんとなくノーマークで(パーティーに行く人向けな気がしていた)、でもセールを機会に一度履いてみたいと思い脱ぎ着しやすいサンダルを履いていそいそと出かけた。

 

会場に入るときに荷物は回収され、透明バッグに携帯とお財布だけを入れて中に入るよう促される。会場に入るとまず目に入ったのはスタッズ柄のクラッチバッグで、サンプル品、40%オフの表示があった。それでもけっこう高かった。

 

靴は全て箱に入れられてシルバーの什器に整然と積まれ、最初はお作法がわからなかったけど、気に入った靴があったらその場では試着せずに奥の試着スペースに持って行って履いてみる仕組みで。

 

私のサイズ=36 1/2 はいつもサイズ切れがよく起きるだけあって激戦で、小さいサイズや大きいサイズに比べて種類が少なかった。そんな中見つけたのが黒のフラットストラップシューズと、同じく黒のアンクル丈ブーツ。

 

試着コーナーに持って行って履いてみて感動した。ものすごくフィットする。ジミーチュウはパーティー向けというイメージから、見た目重視履き心地無視なんじゃないかっていう偏見があったけど、全くそんなことはなかった。特にアンクル丈ブーツは高めのピンヒールなのに安定感があり、それでも背筋はぴんと伸びる感じで。嗚呼もうこれは買ってしまうかもしれないと思い値札をみると、定価は15万円、セール価格10万円強。。

 

ものすごく悩んでいると友達がやってきて、春夏もののジュート素材のパンプスが気に入ったという。履いてみるとやはりフィット。でもよく見るとシミのようなものがあり、「同じサイズで別の商品はありますか?」と店員さんに質問するも、「出ているだけなんです、、、、」と回答された。セール価格で4万円くらい。

 

二人で頭を抱える。私のブーツは完璧なフィットだけど10万円、友達のは4万円だけどシミが気になる。店内をくるくる見渡し、ブーツはどうかな?と試着し、友達の選んだものはファスナーが上がらなかったし私が手に取ったものは今度は13万円だった。

 

何も買わずに帰ることにした。荷物を受け取るとき、入場時に「ここに住所とお名前をご記入ください。次回からセールの案内をお送りします」と言って渡されたカードは破棄されてしまった。買えないかもしれないけど案内は欲しかったな、と思う。

 

エレベーターに乗ったときに浮かんだのは安堵の気持ちで、友達とよくわからないけど「やったねー!」「えらかったねー!」「お茶しよー!」と言い合った。タリーズに着くまで、「ブーツかわいかった」「パンプスも」「けど10万円はねー」「やめてよかったよー」「4万円は全然買えなくはない値段だけどねー」「けどシミが気になっちゃうしね」「秋冬ものは気分が変わってるかもしれないし、だったら10万円出せばそのシーズンのものがいくらでも選べるし!」などなど、自分たちの選択は正しかった、理性の勝利だと褒め合いをした。頭の中でいろいろ計算してカロリーを消費したのか、タリーズのショコリスタが最高に美味しく感じた。

 

「楽しかったねー」「またいこー!」と言って別れたんだけど、よく考えたら何も買わなかったのが正しい選択なら、また行くのはなぜなのか。お茶をしながら今までに行ってよかったセールの話で盛り上がったけど、半分は何も買わなくて済んだセールの話で。

 

理想のセールは、「普段憧れていたブランドのセールで、あんまり混んでなくて、ふと見つけたコートが完璧にフィットしてお値段がびっくりするほど安くて?」みたいな運命の出会いがあるようなセールだね、という話に落ち着いたけど、セールに臨む気持ちは買いに行くのに散財は防ぎたいっていう矛盾したもの。とはいえセール会場のエレベーターが開く瞬間の、混んでるのかな?商品が乱雑に散乱してないかな?いい商品が見つかるかな?お値段は??ってどきどきする時間は他ではちょっと味わえない興奮で、その興奮のまま高額商品を手に取ることなく無事に会場を出られたときの自己肯定感とセットで病みつきになる感覚だからまた行ってしまうんだと思う。

 

副産物としては幸か不幸か今日で私はジミーチュウの靴の履きやすさを知ってしまった。普段はショップの前を素通りしてたジミーチュウが、クリスチャンルブタン、マノロブラニク、セルジオロッシ、ジュゼッペザネッティ、などなどの憧れ靴リストに載ることが、セール開催の目的の一つだとしたら?って考えるといろいろぞくっとしますね。