靴が連れて行ってくれるところ

昔から靴が好きだった。お洋服もカバンも化粧品も下着も香水も、女の人が好きなものはたいてい好きなんだけど、なかでもとりわけ靴に関してはその時々ではまっているブランドがひとつはある。

 

靴の面白いところは、遠目から見て美しい形であってほしいし脚をきれいに見せてほしいし1日履ける履き心地であってほしい、というわがままを全部叶える存在でってほしく、だからなかなか見つからないし、試着時OK買ってから履いてOUTなことも度々起こるから予測不可能なんだけど数年に一回運命みたいな出会いがあること。

 

ここ数年はずっとペリーコで、”走れる8cmヒール”のという噂を聞いて履いてみたプレーンなパンプス(taxiの型)が本当に痛くならず同じ型の色違いを買い続けている。値段が7割くらいだったらもっと頻繁に買いたいくらい。

 

好きになる→本店に行ってアイコニックな商品を買うというパターンを20代から繰り返している。NYのシガーソン・モリソン、パリのクリスチャン・ルブタン、、。ペリーコはイタリアに本店があるんだろうか?イタリアはスリが多くて気軽には行けないイメージなので現在の日本展開の多さに感謝したい。

 

疲れて帰ってきた日のお風呂までの時間は本当にぐったりしていて、ネットを見ることしかできない。この前ふとしたときに、普段はスルーするショップからのDMを見てしまい、ポール・アンドリューというブランドに出逢ってしまった。それ以来その靴のことばかり考えてしまう。

 

特に気に入ったのがスエードのバックストラップシューズで、ヒールは6cmくらい。ペリーコのおかげでだいぶピンヒール慣れしたから履けるかもしれない。深夜のテンションで買いかけたけどペリーコの2割増しくらいの値段だったので冷静になれた。

 

以前きれいめな格好が好きになってきた、と書いた気がするけど、靴の好みも完全にそうで、例えば昔は面白がって履いていたチャンキーなヒールにはあまり惹かれなくなった。靴の個性より自分を引き立ててくれる方を選ぶ傾向にある気がする。とはいえ毎日ヒールは疲れるし、予定に応じて週の半分くらいはフラットがローヒールの靴を履く。この靴選びも見た目と快適を両立した靴との運命の出会いを待つしかなく、日々賭けのような気持ち。

 

去年買ったペリーコの靴のヒールに傷がついたのでミッドタウンの直営店に修理に持って行った。買いすぎが怖くて直営店に行くのを避けていたので初めて行った。修理は簡単にできることがわかり、店内を見てまわった。私の好きなtaxiの型は今シーズン8cmヒールのものが少しあるだけで、6.5cmのものがなかったので爆買いはせずにすんだ。店内は圧倒的にアネッリの型のものが多く、選び放題のアネッリファンの人が羨ましくなった。

 

ネットでチェックしていたペリーコサニーのサンダルを買った。ピンクとパイソンとグレーで迷ったけど、夏が楽しみになるように思い切ってピンクにした。ポイントカードを作ったし、お店からのDMがくるようにしてもらったのでしばらくはお金を貯めておかなければいけない。靴に投資してしまう時にいつも頭に思い浮かべるのは「よい靴を履きなさい。その靴はあなたを素敵なところに連れて行ってくれる」的などこかで聞いた格言で、そういえばスマホケースを天然素材(木とか本革とか)にするといい知らせが舞い込むってVOGUEのサイトで見かけてすぐにケースを変えたし、素敵なところとかよい知らせとかのモチベーション喚起力はすごくて、ここはあえて効果あったのかな?とか考えずに楽しく過ごしたいところ。