kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

最近は映画ばかり観ていて

夜は短し歩けよ乙女」を観に行った。原作を読んで熱狂的にはまった記憶があって、今観たら原作は平成18年(!)に初版が出ていてもう10年以上前っていうのがびっくりなんだけど、映画を観ての内容の覚えていなさもびっくりだった。炸裂するファンタジー。私はこの話のどこに熱中していたんだろう。

 

どのくらいはまっていたかというと、森見登美彦が書いたものは全て読みたくて、本はもちろん、この門をくぐるものは一切の高望みを捨てよ、ってタイトルを覚えていることにまた驚いたけどブログも読んで、当時はツイッターがまだなかったからネットでいろいろと探して読んでいたし京都の地名を覚えようとしたりした。仕事にかこつけてインタビューを設定したり、それなのに当日体調不良で出席できずに悔しい思いをしたり、青春か?っていうくらいの夢中度合いで。

 

黒髪の乙女と先輩、なぜか詭弁論部については強烈に覚えていたけどあんなダンスがあったことは記憶にない。

 

気づけば森見登美彦を読まなくなっていた。いつからか世界観に入りこむことができなくなり、ちょっと怖い感じの作風の作品を読んだのもあり敬遠するようになった。「夜は短し歩けよ乙女」や「走れメロス」などは好きになったピークの時に読んだ小説だから今読んでも面白いのでは?と思いつつ何度も手元に持ってきたけどまた読む気になれない。好きだったものがすでに面白いと思えないと知ることがこわいのかもしれない。

 

昔からずっと好きなものを大切にしたいけどもう観たり読んだり聞いたりが恥ずかしいものがあって、それが成長なのかもしれないけど好きなものが減ったみたいでちょっとさびしい。

 

3月のライオン」も観た。誰かがすすめていたから内容を全く知らずに観た。将棋の話で、主人公の零くんが生きていくために将棋で強くなろうとして、強さゆえに孤独になってしまうんだけど、やっぱり将棋があるから生まれる人とのつながりがあり、どんどん成長していく、みたいな気持ちのいい2時間強で、この話はものすごく努力して何かに秀でてそれゆえの孤独を味わったことのある人には強烈に刺さるんだろうな、と思った。幸か不幸かここまで何かに長い間取り組んだことがないので零くんにはあまり共感できず、こういう天才を周りで支えようとする人たちに感情移入してしまった。あとはベテラン棋士役の人たちが自分がきゃあきゃあ言っていた俳優ばかりで、自分はもうこの年齢層に入っているんだ、仕事でしっかりしなきゃな、とかも思った。明日はまた月曜日。