kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

菜の花を好きな私が好き?

レシピサイトを見ていたら菜の花!旬!というワードが気になって食べたくなった。ほろ苦さ、春菊と同じくらいさっと火が通るので火にかけると焦る感じ。きれいな緑色。

 

菜の花の売られ方は独特。なんかぎゅっとして紙に包まれている。値段もサイズにしては高い気がするけど春を感じる食べ物だから時価みたいなものなのかもしれない。

 

レシピをみてびっくりするのは、たいていのレシピで使われる菜の花は1/2束。なんとなく春菊のイメージが重なっているので半束なんてちょっとになってしまうんじゃないか?と思うんだけど実際菜の花の嵩はそんなに減らない。

 

菜の花初日はみんなのきょうの料理にあったレシピを参考に「鳥むねと菜の花のさっと煮」を作った。おいしくできた。菜の花は思ったよりたっぷりあって、この日はあったかかったのもあり、春を満喫した気分になった。

 

翌日も冷蔵庫に菜の花はある。今度はクックパッドにあったレシピを参考に「菜の花とたまご炒め」を作った。ほんとうは豚肉なんだけど、前日の残りの鳥むね肉を使った。こちらもおいしくできた。でも、二日目はいよいよ菜の花のボリューム感が気になってくる。まるで調理して増えているかのような存在感。ほろ苦いを通り越して苦いのでは。ふわふわしたたまごと絡んでおいしかったのは最初の1/3くらいで、後半は義務感のように食べた。

 

菜の花は春の訪れ野菜だし、少し憧れのような気持ちがあった。ふかふかとしたソラマメを買ってきて茹でるようなテンション。満を持して買ってきた菜の花に、飽きてしまうなんて。ひょっとして旬を味わえる自分に酔っていただけなのか。私が好きなのは菜の花じゃなくて菜の花を好きと思える自分?みたいなありがちなツッコミを入れたくなる。

 

一人暮らしで自炊をするときに念頭におかなくてはいけないことがあって、それはたいていのレシピは2人分か3人分を想定していること。いつもは頭の中で調味料を1/2に計算しながら作っているのに、菜の花が登場してからというもの、菜の花1/2束なら一人で軽く食べられるのでは?という邪念が入りこんでしまった。気になってレシピを確認するとどちらも2人分の分量。菜の花はもちろん、肉もたまごも二人分の分量を一人で食べていた。その上常備菜として副菜も。食べ過ぎ。お腹いっぱい。菜の花を味わうどころじゃなかった。

 

私に足りなかったのは菜の花を味わうセンスではなく、ひとりぶんの料理を作るんだ、という緊張感で、食べようとすれば食べられてしまうからレシピ通りに作ってしまうと最後の方はおいしさが薄まってしまう。和食を作るときは特に、外で食べるときの小鉢や中くらいのお皿に上品に盛られた主菜や副菜の数々を念頭におく必要があるし、万能なイッタラの白い21cmボールの限界かな、と最後は物欲で頭がいっぱいになりそうになったのでとりあえず思考を止めてみる。