kate100s’s diary

百野毛糸の日記です。

ルミネカード10%オフはお祭り

毎回踊らされて、ふと冷静になってみると本当に得だったのかな?買い物の量が増えただけなんじゃないかな?疲れて友達とお茶したお金でプラスマイナスゼロなのでは??っていうような疑問がぐるぐるするイベント、ルミネカード10%オフ期間がやってきた。

 

毎回戦略をたてて実行して後で反省をするんだけど、今回はとてもうまくやれたんじゃないかと思う。

 

棚ぼたというか、次のファンデーションの候補としてアディクションがあったので店舗を検索したらルミネの上の@Cosmeストアにあることが分かって、普段行かないフロアに行ってみたらクレドポーボーテのカウンターを見つけた。クレドポーボーテといえば以前も書いた話題のファンデーション:ル・フォンドゥタンが発売されて1ヶ月ほど経ったところで、3万円というお値段と10%オフという期間の相性の良さにちょっとだけ身震いがした。

 

店内は10%オフ目当ての女性たちでとても混雑していて、でもクレドポーボーテのメイクコーナーにル・フォンドゥタンの画像を見つけて凝視していたら店員さんが「ご案内しましょうか」と言ってくれた。

 

「ル・フォンドゥタンも売っていますか」と聞くと「ございます。ご存知なんですね!」と微笑んでくれた。よかったらお感じだけでもお試しください、といってカウンターに案内される。正直以前銀座シックス内にあるクレドポーに行ったときのゴージャス感は全くなく、カウンターの上は雑然としていて置いてあるティッシュもなんだか黄ばんだような色合いだったのが気になった。でもそんなことは言っていられない。なにしろ3万円の買い物だから、10%オフは大きい。

 

と、名より実みたいなことを言っているけど、普段の私は雰囲気重視派で、高いものほど買い物をする空間が大事、とか思っているんだけど、この時はなぜかモードが違った。買いたいものも気持ちもほぼ決まっていて、きっかけを探していただけという状態だったからかな。

 

今回の冒険はお値段もそうだけど、トーンを一段落としてもらった色味を買う、ということもあった。私は肌色が明るい方なんだけど、一番明るい色味でも一段濃い色味でもいける、と言われて、確か前に読んだメイクの本に、「ファンデーションは白く見せるためじゃなく、肌をきれいに見せるために塗るもの。迷ったらワントーン暗い色を」と書いてあった気がしてそうお伝えした。カバー力を期待するなら一段濃い色味ですかね、片頬におつけしてみましょうか、といってエプロンをかけられ、顔の半分をクレンジングしてもらい下地をつけてからファンデをのせてもらった。

 

一段濃い色味でも首から浮くことはなく、というか肌のアラが一切消えるようでそれでいてツヤも素肌感もあってその仕上がりにびっくりした。一目で購入を決め、お客様カードへの記入とかそういうのを片付けてレジに向かった。自分で。

 

デパートのクレドポーボーテなら座っている間に全てが完結するんだろうな、ってことが全てセルフで行われた。レジ袋はご利用ですか?という質問は3万円のお買い物にはあまりに不釣り合いで、思わず笑ってしまった。3万円のファンデーションはプラスチックの緑色のカゴに入れられ、クレドポーのスキンケアのサンプルも「すみません、袋が切れてて〜」と言ってバラのまま入れられた。レジに並んでいるとさっきの担当の店員さんが「袋が見つかりました〜」と言ってまとめてくれた。よかった。

 

ルミネカードでお会計を済ませ、@Cosmeの紙袋を持ってお店を出た。化粧品は気分が大事な買い物だから、ゴージャス空間で買った方がよかったのか、でもモノは一緒だからここは実をとって正解だったんじゃないか、なにしろ10%オフは大きい、と、ごちゃごちゃ考えながらエスカレーターに乗って一階まで降りた。この日東京は天気が悪くて、おやすみの日だったけど入り口近くのサボン以外はわりと空いていた。いつも買っている基礎化粧品を最低限の数だけ買い(まとめ買いは収納スペースに困るし、違うものを使いたくなった時に持て余すことが何度もあった)、何かを成し遂げた気分になってルミネを出て電車に乗った。今回は100点、という気持ちで。

 

振り返ることが苦手だった。そのときの気分で行動しがちで、だから振り返ろうにも「だってあのときはすごくそうしたかったから」以外の分析ができずに年を重ねてしまった。今年に入ってからちゃんと定量的に検証することをし始めた。難しいことではなく、例えば今回なら10%オフというのは金額のことだから、具体的にいくらのメリットがあるかを計算してから行動する、みたいな。「この機会に何かを見つけよう」じゃなく、「欲しかったものをこの機会に買う」が正解なのかも。お会計を待つ時間とか、そういうコストも全部考えつつ。そうなると重要なのが日頃から「今度これ欲しいな」と意識しておくことと、思い立ったらすぐに手に入れようとしないことかもしれない。とはいえ今回の10%オフ期間の成功はル・フォンドゥタンで美肌を手に入れることだから、そのためにスキンケアも頑張って食事にも睡眠にも気をつけて〜って日常が活性化される感じがまさにお祭りみたいで。

私たち、別れる方がお互いのためにいいと思って

ずっと憧れていて、出会った時は本当にうれしくて、しかもあちらから「どうぞ!」っていう感じで敷居低めにしてくれて、一緒に過ごすのを本当に心待ちにしていたんだけど、いざ一緒にいてみると半日もたたずにつらくてつらくて心臓が痛くなるような感じまでしてきてこの関係を解消しようか考えている......。靴の話です。

 

ポール・アンドリューの靴、痛い!!!

めっちゃ痛い!!!!!

 

一目惚れみたいに出会って、衝動買いもいいところだったポインテッドトゥのパンプス。ソールも貼って雨が降らなさそうな日を吟味して、そんなに遠くに行かない日に履いてみた。

 

前にも書いたけど私にとっての一日履けるパンプスといえばペリーコのラウンドトゥで、その型を買い足して買い足して生きてきた感じ。ポール・アンドリューの靴は見た目が美しすぎて、もう、なんなら痛くてもいいや、くらいの勢いで買ってしまった。思い返せば買わない決断をするタイミングはいくらでもあって、いつものサイズ36.5が売り切れで36しかなかったこととか、試着直前に足がつったとか、全身でウォーニングを出していてくれたのかもしれないのに無視してごめんね直感。

 

痛みで気が遠くなりながら、なんとか関係を続けられないか考えてみた。

 

脚はとってもきれいに見えるし?→痛そうで顔がこわいから無理。

 

今日は黙々と歩いてるから、誰かと一緒とか楽しいシーンでは気が紛れて大丈夫なのでは?→人と一緒にいて起こるつらいことがあるはずなのに、ベースが靴が合わず足が痛いっていう状態はコンディション悪すぎて無理。

 

結論:足が痛くてもいいシチュエーションなんて存在しない。

 

ということで、損切り?は早い方がいいので帰りの電車に乗りながらゾゾタウンでリユースバッグを申し込んだ。目の保養に家に置いておきたい気持ちもあったけど、そういえば目の保養靴はすでに2足あるな、と思い返してその2足に匹敵するかっていうと微妙で、だったらまだ欲しい人がいるうちに売ってしまうのがよいのだと自分に言い聞かせる。ブランドに関する記事は山ほど読んだから知ってるけど、ポール・アンドリューは見た目の美しさと履き心地の良さで支持を集めるブランドなんだから。

 

憧れのブランドが自分向きじゃなかったとわかるのはとても寂しい。寂しいけど早く知ることができたのはよかったんだと思う。人生のここぞっていうとき(がどんなときかよくわからないけど)に失敗するよりは、憧れ靴というタイミングでよかった。とはいえ失敗は失敗だから落ち込んでしまうし、「この夏はまるでだめだった」みたいな思考になるから冷静に夏を振り返ってみると、、

 

今年の夏はとにかくワンピースと縁があった。夏の初めにマルティニークで買って老若男女から好評だった赤いワンピース。手術後に初めて店内に入ったトリコ・コムデギャルソンで買ったネイビーのワンピースは今夏一番の褒められ服で、見事に女子からの限定なんだけど嬉しかった。夏の終わりに久しぶりに行った伊勢丹で初めて実物を見たBeautiful Peopleのオレンジのワンピースもとても気に入っている。

 

ワンピースばかり着ていると単品コーディネート能力がすごく低下することを今年の夏に学んだんだけど、流行りのunlearning?ということにして再度新鮮な気持ちで向き合えればと思う。「今店頭で出会って買いたいお洋服か?」というのは断捨離をする上でのチェックポイントらしいので、その観点でゾゾに出すお洋服を何点か追加した。思い切って手放すんだから秋冬と、来年の夏に向けてまた素敵なお洋服や靴に出会えることを期待している。

3万円の正しい使い方

数ヶ月前から気になっていたクレドポーのル・フォンドゥタンがいよいよ発売になる。つけてるうちにものすごいスキンケア効果があるとか、お疲れ顏が一気に健康的になるとか、前評判がすごくて、っていうかお値段もすごくて、試してみるべきか否かを考え続けて発売日を迎えようとしている。

 

やっぱり高い、今使っているものを丁寧に使おう、っていう結論が出たはずなのに、ふと気づけばお洋服に関しては3万円って使うものだから、だったら毎日身につけるファンデーション(美肌効果すごい)に3万円投資するのは間違いじゃないのかも?と思い直したり。

 

先月からドイツ式フットケアサロンというのに通っている。私は足のアーチに問題があるらしく、半年くらいかけて通うと改善するのだという。足健康コースが全4回で4万円くらい。これも来月まで要検討で。

 

足のアーチに問題があって疲れやすいと言われるけど、今の私は平気で30分とか歩けるし、疲れやすいとはいえその感じに慣れちゃってるのかもしれない。それがいいことなのか悪いことなのかはわからないけど。自覚症状がないことの改善に4万円払うってどうなんだろう。施術をしてもらうと確かに足はすっきりするし血行もよくなりダルさが改善された感じはするんだけど。健康改善なのか贅沢か、線引きが難しい。

 

そもそもフットケアサロンに最初に行ったのは足の角質が気になったからなんだけど、角質に関しては「大してない。っていうか自分でケアできる範疇なのでは?」と言われてしまったので毎週自分でやらなきゃいけなくなった。

 

前回美容院に行ったとき、頭皮ケアとトリートメントをしてもらって驚くほど首肩目がすっきりしたし髪の状態もよくなった。それも追加料金。年をとるとケアすべきところは無尽蔵に増えていって、その分お金もどんどんかかるから、優先順位をつける機会が増えていく。『赤い口紅があればいい』の野宮真貴さんによると美容院は必要経費とあったからかけどころなんだろう。

 

悩ましいのがファンデーションへの投資。3000-5000円くらいで買えるものが3万円って、桁が違うけどどうなんだろう。とりあえず今回は発売後のみなさまの反応を注視させていただいて、次回の買い替えの時に検討かな、と思っている。

 

雨ばかりの東京で、気分がすっかり憂鬱になっていた。通りかかったアニエス・ベーの店頭に、赤いニットを見つけた。試着をしてみたら色もラインもとてもきれいでフィットし、買うことにした。黒いスカートと合わせたらとてもかわいかった。秋がだんだん楽しみになってきて、本当にワンピースしか着なかった2ヶ月が終わろうとしている。今回は3万円のファンデーションを導入しなくても、素敵な後半になりますように。

ミニマリストからの回復なのかな

朝起きたら左手首が激痛。朝起きたら、っていうか激痛で目が覚めた。キーボード打てるかな、っていうのが私の痛みの判断基準なんだけど、今日はかなり痛い方。確かに昔から手首はつらかったなぁ、、、。着替えとか洗顔とか小さな動きのたびに。

 

心当たりはあって、昨日10年ぶりくらいに医療レーザー脱毛の施術を受けた。脱毛は野良仕事のようで、社会人1年目くらいに両ワキ、その後大金をつぎ込んで全身脱毛をして、それでも細い毛はまだ生えてくる感じで。安いクリニックでやったからなのか、謳っていなかった通り永久ではなかったみたい。

 

10年ぶりくらいのレーザーは、驚きがいっぱいだった。冷たすぎて心臓が止まりそうになるジェルを塗られるのが一番の苦痛で、レーザー照射自体はむしろ冷たさばかりが感じられた。あと、くるくる当てる。昔はパーツごとにバシ、バシ、と当てていく感じだったと思うんだけど、広範囲にくるくると当てていってあっという間に終わる。全身で1時間ちょいで終わった。昔あった「お冷やししていきますね〜」の時間とかないから。

 

効果のほどは数週間たたなきゃわからないけど、施術の苦痛(痛みとか)は本当になくて拍子抜けした。しかも昔の1/3くらいの価格。何事も進化している。関係ないけど、最初に診察というステップがあって、院長らしき人とお話しした。院長の手がめっちゃ毛深かったことしか覚えていない。

 

昔は永遠とか永久とか絶対とか二度ととか、そういう言葉に惹かれていたから騙されてもきたんだけど、今は「10年持てばいいや」くらいのスタンスで向き合えるようになった。昔高いお金を出して全身脱毛をしたことに全く後悔はないし、20代30代を脱毛についてケアせずに過ごせたことの価値はお金では買えないと思う。

 

それはそうと手首が痛い。レーザーは全身、関節周りにも当てるわけだから刺激にならないはずがなくて、関節炎のある私にはとてもよくないことなんだと思う。お医者さんに相談したら「やめておきなさい」と言われるだろうから相談しないでやってしまった。

 

リスクをとることは必要で、施術は2ヶ月に1度だから、1日痛くてももっともっともーっと長い期間脱毛の効果を享受できるんだったらやった方がいいと思う。前向きなんだか自傷的なんだかわからない考え方。

 

膠原病を発症してから看護婦さんに褒められたことがいくつかあって、手が痛いのにネイルかわいいね、とか、かわいいレッグウォーマーを見つけたね、とか、ドライアイひどいのにまつ毛パーマしててえらいね、とか、サポーターがおしゃれだね、とか、病気なのに見た目をケアしている系のこと。これについてはいろんな意見があると思うけど、病気だからって闘病してる見た目になりたくないっていう反骨精神は特になくて、ただ単純に、体調がつらい時に見た目も荒れてるとテンションが下がるからケアしてるだけで。

 

全身の関節が痛かった頃はネイルサロンに通うのもやっとだった。行き帰りの移動はもちろん、肩が動かないからネイルの台に腕を乗せるのにもネイリストさんの助けがいった。台に乗せてからも手を広げておくのが大変だった。それでもきれいに塗られた爪を見ると自然とテンションも上がったし、心なしか手も開く気がした。その頃もずっとサポートしてくれたネイリストさんは本当に貴重で、引退などしないでほしいと心から願っている。

 

手術をしてからずっと体に負担のないワンピース✖️ビルケンシュトックを着続けていて夏が終わりそう。ワンピース(洗えるやつ)が4着あれば1ヶ月過ごせることが分かってしまった。それでも「もう4着でいい!他の服は断捨離!」とは思えなくて、心身ともに回復したら元のようにいろんなコーディネートを楽しみたいと思う。昨日は足の爪に塗っていたベージュがちょっと気分に合わなくなって薄いピンクに塗り替えた。女性誌が読みたくなった。こうやって少しずつ元気を取り戻していくんだと思う。今日で手術から1ヶ月。

ポケモンGOみたいな夏休み

『反脆弱性』をわくわくしながら読んでいたはずなのに、連休前日の私は本屋さんにいて、買おう買おうと思って保留していた本をせっせと集めていた。

 

買ったら負けかな(何が?)と思ってすごい気になってたのに買わずにいた『ボクたちはみんな大人になれなかった』、『LIFE SHIFT』、『勉強の哲学』をそれぞれの本棚から取り出して、最後に雑誌コーナーをみていたらもう数年読もうか迷っていた漫画の完全版を発見した。

 

渋谷直角さんの『奥田民生になりたいボーイ 出会う男全て狂わせるガール』。『ボサノバ』を読んで言いようのないショック?衝撃?を受けてしばらく漫画恐怖症になったくらいなので、今回も刺激が強すぎるんじゃないかとしばし迷った。でも表紙の妻夫木くんと水原希子ちゃんがあまりにも素敵で、勇気を出して買ってみた。タオルがついてた。

 

わかっていたことだけど読み始めると止まらなくて、もう一行一行があるあるっていうかいろんな感情を喚起して読み終わるとぐったり疲れてしまった。ツイッター画面のツイートひとつひとつのリアリティとか本当に半端ない。映画になるとどうなるんだろう。きっと観てしまいそう。『ボサノバ』よりは打ちのめされる感がなかったかも。読んでよかった。

 

本をせっせと集める前は、ジムのウエアを集めていた。今時ジムで何を着ていいのかよくわからず、ピラティスのようにふつーのパンツとTシャツでいいのか、本当にわからなくてミーハーだからアディダス✖️ステラマッカートニーのお店に行ってみた。

 

トレーニングやランニングだったら薄手とかメッシュ入りのTシャツがよくて、その下にカラフルなブラトップを着てチラ見せするのが流行ってること、パンツはぴたっとしたものにショートパンツを重ね着するのがいいこと、などを教えてもらった。確かに、女性誌のジムシーンなどでそういう格好をみたことがある。

 

4アイテムも着るのか、と思いながら試着してみたらとてもかわいかった。走るのが速そうに見える。コーディネートの勘がないので試着したものを全て購入した。そもそもがセール期間だったんだけど、アディダスの会員になったらその場でいろいろと割引された。

 

どちらの買い物もネットでも買えるんだけど、やっぱり目で見て試し読みして試着して店員さんのアドバイスを聞いてから買う方が納得感が高い気がする。一人でネットでみていたら、パンツ✖️ショートパンツの組み合わせとか思いつかなかっただろうし。本を集めていたときも、パラパラとめくってみてなんか違う、って買うのをやめた本も多々あった。

 

基礎化粧品を買うのもポケモンGOに似ている。ルミネの中で、シャンプー、クレンジングオイル、化粧水、クリーム、日焼け止め、ミスト状化粧水などなどをそれぞれ別々のお店で買っていく。こちらもネットで買えるんだけど、今月送料無料のショップが多くて迷ったけど、ルミネカードの5%オフを考えるとやはりリアル店舗で買った方が得な気がして。

 

この間、気がして、じゃなく、数値で把握しようと思い買った化粧品の総額から5%オフされる金額を算出してみた。その金額は私が買い回りが終わって疲れてお茶というか軽めの晩御飯をカフェで食べたお値段とぴったり一緒で、電卓を打ちながら、単純な得とか損とかじゃないのかもしれないなって。

『反脆弱性』っていう魅力的な言葉

ナシーム・ニコラス・タレブさんの『反脆弱性』を夢中になって読んでいる。昨日買って、まだ上巻の半分くらいだからサマリーとかはできないんだけどとにかく面白い。

 

有機的なものはランダム性を好む、みたいな記述が何度もでてきて、まさに今私はランダム性=毎日違う場所に出現する痛みへの対応に追われているので、骨折り損のくたびれ儲けだと思っていたこの闘病が実は私を反脆弱にしてくれているのかと思うと感謝の気持ちがちょっとだけ、本当にちょっとだけ芽生えなくもなくもないかな。

 

本を読むときにマーカーとかするのが好きじゃなくて、ノートをとるもの好きじゃないんだけど、この本に関してはメモをとりたい気になる。とらないけど。ノイズと信号の話とか、すごく刺さった。私は全部受け取りがちで、だから1日が終わった後の疲弊の度合いが強いんだろうな。

 

医原病という概念がまだ100%腹落ちしたわけじゃなくて、西洋医学の先進治療を受けている身からすると医療に懐疑的な意見には懐疑的になるんだけど、必要な医療だけ、過剰なものは不要、という視座なのかなと思う。

 

著者のシニカルな物言いがとても心地よい。ポーターにスーツケースを運ばせていた銀行員が、別のシーンではジムでそのくらいの重りを必死に持ち上げているとか。映画『ショートカッツ』の中で、清掃員が掃除機をかけている横で別の男がソファの中の羽毛をめちゃくちゃに放出しているシーンがあって、そんな感じかな。車でジムに行ってランニングマシーンで走る、みたいなやつもそうかな。

 

無機的なものは使うほどに消耗し、有機的なものは使わないほど弱る、みたいなのも納得した。この前の入院後の吐き気や食欲のなさは、1日半といえども体の機能を強制的に停止したことで、体が脆弱になってしまったんだと思う。動いているうちによくなる、という病院のスパルタ看護師さん・お医者さんの意見は正しかった。

 

ギンザシックスの蔦屋書店に初めて行った。本好きの友人から「目当ての本が探しにくい」「センスの押し売り感半端ない」と聞いていたけど本当にそうだった。最初に見上げた棚にこの『反脆弱性 上・下』があったからすっと手に取れたけど、この本を目当てに来店したら在りかがわからず右往左往してあきらめてしまったかもしれない。ちなみに、もう一冊しばらく読もうか迷っている『ライフ・シフト』も近くに置いてあったから私の興味の範囲は蔦屋書店のチョイスとちょっとかぶる。

 

とはいえ上下巻だし分厚い本なので、スターバックスでコーヒーを飲みながら買うかどうか検討した。隣に座っていたカップルは、雑誌を持ってくると彼女がアイスラテを手に雑誌を読んでいる光景を何枚も写真に収めていた。「代官山蔦屋なう」とか投稿するのかな、と思った。

 

どこに何の本が置いてあるかもわかりにくいけど、スターバックスの場所も分かりにくく、しまいには買う事に決めた本を持っていくレジの場所も分かりにくかった。レジには一人も並んでいなかった。図書館みたいな書店。

 

重たい本を紙袋に入れてもらって書店を出た。ギンザシックスの下の方のフロアの営業時間は終わっていて、まっすぐ出口に向かった。蔦屋書店は夜遅くまでやっているみたいで、夜にふと本が読みたくなったときとか、友達とご飯を食べているときに本の話題になったあととか、そういうときには便利かもしれない。

 

『反脆弱性』には具体的なこと、例えば炭水化物の摂取の仕方とかそういうことも書いてあるみたいだから続きを読むのが楽しみで、今アマゾンで注文した洗剤が届いたんだけど、リアル店舗で買えるものをネットで買うのは脆弱、頑健、反脆弱のどれなんだろう、でも痛くて重いものは持ちたくないから仕方ないよね、みたいに、行動を早くも3分類しようとする思考になってしまっていて。

はじめての週末とご挨拶のお菓子考

心待ちにしていた週末。この感覚が久しぶりでとても懐かしい。朝起きて、会社にいって、仕事して同僚とランチにいって仕事して。1日があっという間に終わっていく。

 

あちこちは相変わらず痛くて、特に今は右手関節がだめで何をやるもの激痛で、スマホを打つのもやっとなんだけどメール欲はとても強くてチャットはしているし、食欲もちゃんとあるから包丁を持って料理もしている。欲って大事。

 

今回の痛みとは長い付き合いになるのかもしれない。たまに再発するときは、せいぜい3箇所✖️3日くらいで収まるんだけど、今回はかれこれ1週間くらい痛いところがくるくる変わりながら全身に広がっていて。

 

痛くてもやらなきゃいけないことは次々とあって、買ったけどあまり履かなかったペリーコのアンドレアのパンプスをzozousedに出品したり、前にも書いた赤くて重い椅子を粗大ごみに出したり。

 

関節炎になってから、体の使い方と道具の使い方がとてもうまくなった。特に、「バンド活動の人におすすめ⭐️」という触れ込みだったカートを買ったのは本当にヒットだった。玄関に置いてあるのは邪魔だから何度も捨てかけたけど、大量のクリーニングを出しにいく、などの他に、まとめて届いてしまったアマゾンの宅配(水とか米とか)を1階から家まで運ぶ、粗大ごみ(今回の椅子とか、大きめの加湿器とか、PCデスクとか、棚とか)を1階まで運ぶときも楽ちん。

 

会社に復帰するとき、ご挨拶のお菓子とかは持って行くべきなんだろうかと悩んだ。悩んだら検索するので見てみると、そこにはご挨拶ポリスみたいな方々がいて、「感謝の気持ちがあるなら持って行って当然」「1週間以上お休みで迷惑をかけて持って行こうと思わないのが不思議」などなど、厳しい意見が多かったので慌てて買いにいった。会社の人と、お見舞いのシャンプーを差し入れしてくれた同僚に向け。

 

体調のよい日に、ギンザシックスに行ってみた。行くのは二度目だった。平日昼間のお店は人がいっぱいいて、「みていて楽しいけど買うものがないわー」と口々に言い合うマダムとか、活気にあふれていた。

 

手土産を選ぶのは難しい。特に、ギンザシックスは価格帯が高いので、個数を減らしたくないけど総額を抑えたいみたいなときにはとても頭を使う。スタンダードな千疋屋にしかけたけど、ギンザシックスならでは感がないかな、と思ったり。

 

迷った末、送りものの基本:自分では高級すぎて買わないけど食べてみたいもの、という観点から売り場で一番スノッブな雰囲気を醸し出していた<フィリップコンティチー二>のお菓子にすることにした。このお店のことを何も知らず、「どちら出身のお店なんですか?」と伺ったら「パリです。日本初出店です」と教えてもらった。

 

部の人用に、サブレとマドレーヌの詰め合わせの箱、親しい同僚にも詰め合わせを買った。予算的に少しオーバーしたけど、喜んでもらえればいいなと思った。生菓子も美味しそうだったけど、お日持ちの関係で難しかった。

 

復帰当日、お休みいただきありがとうございます、とお菓子を配った。みなさんの反応はとてもよくて、まずはギンザシックス、お菓子のおしゃれさ、そして食べ終わった後の「これ美味しいですね!検索しました!」の声。みなさんから好反応をいただけて嬉しかった。無難なものにしなくて本当によかった。

 

私はお友達の家のホームパーティーではいつもスイーツ担当をしていて、それなりの経験を積んでるんだけど、ここだけの話会社の方への差し入れはけっこうコスパで選んでしまっていた。個包装とか日持ちとかの他にコスパを考え、間違いはないものを選んではいたんだろうけど、今回の感謝されっぷりをみるとコスパの概念は意外に広いんじゃないかなと思う。

 

贈るからには喜んでいただきたいし、いただいた方の喜んだ顔まで込みでのパフォーマンスといえるのかもしれない。ワークライフバランスからワークアズライフ、「会社の人への<贈り物>」から「<贈り物>」へ、義理と本気の垣根はどんどん崩して行った方が、人生が豊かになる気がした。